歯周病・予防歯科

歯周病(歯槽膿漏)・予防歯科について

歯科の2大疾患は虫歯と歯周病で、現在、歯を失う原因のNo.1は歯周病です。

正常な歯茎 初期の歯周病
正常な歯茎 初期の歯周病
中程度の歯周病 高度の歯周病
中程度の歯周病 高度の歯周病

上の図で、一番重要なのは初期と中等度では 「アゴの骨が吸収しているか?」「していないか?」 と言う事です。どんな治療をしても、基本的に失ったあごの骨はもとにあった位置まで戻ることはありません。

つまり、初期の歯周病のうちに発見して管理を行う予防が一番重要となるのです。以下に思い当たったらチェックしてみて下さい。

  • ・歯ブラシに血が付いている事がある。
  • ・歯ぐきがたまにうずくが、すぐ気にならなくなる。
  • ・口臭がすると言われた。
  • ・時々歯が浮いた感じがする。
  • ・前歯に隙間が出来てきた。
  • ・歯が長くなった気がする。
  • ・歯が指で押すと動く。

以上、チェックが多いほど歯周病の可能性があります。

当院では、歯石取りやブラッシング指導はもちろん、歯のトリートメントや歯肉マッサージをトリートメントコースで行っています。

このコースは、痛みや怖がりの方でも眠ってしまうほど気持ちが良く、歯周病予防にとても効果があり好評です。治療を終えられた患者さんにトリートメントをお薦めしています。

また、歯周病の治療では、お薬で治す歯周内科を取り入れています。

歯周内科って?

歯周病の治療

薬で治す歯周内科治療

従来の歯周治療は歯ブラシの訓練、麻酔をしての歯石とり、歯周外科など痛い思いをしながら、何ヶ月もかけて治療する。 しかし、歯ブラシをちょっとさぼるとまた悪化・・・などの繰り返しでした。

しかし、最近になって歯周病に有効な薬の組み合わせや使用法がわかってきました。

薬で治す歯周内科治療の登場!

今までも薬で歯周病が治らないかと言う研究はなされては無残な結果に終わってきました。それは、歯周病の起因菌が細菌であると考えていたのが、実は真菌だったからです。これは、河北正先生の気づきによるもので、歯周内科治療がこれにより確立していったのです。

治療の効果を示します。歯周内科を受けて1週間後の患者さんのご意見です。

歯茎からの出血
歯茎からの膿
口のネバつき

歯周内科治療の実際

まず、お口の中の歯垢(プラーク)をとり、 顕微鏡でどんなばい菌がいるかを実際に皆様に見ていただきます。 その上で、歯周病を進める悪い菌・三大悪玉菌がいた場合は、歯周内科治療に入ります。

原因である3つの悪玉菌を除菌することで、善玉の菌を増やすことができ、 痛い思いをせずに、2週間ほどで歯肉がきれいになります。 皆様にも私たちにもうれしい方法です。

治療手順

  1. 位相差顕微鏡での菌の確認
  2. 細菌の除去薬剤の内服
  3. カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き
  4. 除菌後の歯石とり

特に1.は、非常に大きなポイントです。

位相差顕微鏡でお口の中の菌を確認しなくてはなりません。

歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか。

位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。

注意事項

  • ・薬を飲んで、4日目に新しい歯ブラシに変えて下さい。
  • ・キスや稀にコップの飲み回しなどで細菌が感染する事がありますから、ご夫婦で除菌する事をお勧め致します。
  • ・ペットとキスすると再感染します。
  • ・子供は抵抗力が強いため、ご夫婦が除菌していれば、後は歯ブラシをきちんとして頂ければ大丈夫です。ご心配でしたらペリオバスターをお使い下さい。

予防歯科について

歯を失う原因の1番は、今は虫歯ではなく歯周病となりました。つまり、それだけ歯周病が深刻化していると言う事になります。

当院では、ブラッシング指導に始まりシーラント、フッ素塗布そしてPMTCなどの定期的クリーニングをおこなっております。

特にブラッシング指導に力を入れ、歯周病では、実際のお口の写真などをお見せしながらわかりやすく説明し、ご理解を得られるよう努めております。

お子様の場合はブラッシングにおいてご両親のご協力が必要な為、ご一緒にブラッシング指導を受けて頂いております。



歯周病治療:
さくら歯科クリニック あおば
神奈川県横浜市青葉区、青葉台


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